奇跡の「松」ではなく・・・
平成25年8月、二級河川気仙川筋中川原地区河川災害復旧(23災542号)工事が完成しました。
(発注者:岩手県沿岸広域振興局)
この工事は、東日本大震災により被災した気仙川(中川原地区)の復旧工事です。
震災で発生した津波は気仙川から溢れ出し、陸前高田の街を飲み込みました。
現場代理人の佐藤 剛さんに工事について伺いました。
川を掘削する際、水をせき止めるため矢板で締切をしましたが、大きな川で流水が多く、どこからか水が入ってくる状態だったそうです。
排水するためのポンプを12台(8インチ)使用し、そのうちの10台は常備していたとのことでした。
「大変なことが沢山ありましたが、皆さんの頑張りのおかげで完成することができました。」と、おっしゃっていました。
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よく見ると、向こうに木が1本・・・
「松」ではなく、「杉」だそうです。
ここにも津波に耐えた木がありました(^^)
現場では「奇跡の一本杉」と呼ばれていました(^o^)
~こちらは「奇跡の一本松」~
震災から約2年半が経ちます。
陸前高田市内では、いたるところで災害復旧工事が行われていました。
街の復旧にはまだまだ時間がかかると、改めて感じました。
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